毎年恒例、“ANNUAL”の季節がやってまいりました!
一年を総括してしまおうというこの企画。編集部が2009年にリリースされたアルバムから、ジャンルごとに30枚のベスト・ディスクを厳選しました。2009年のロック/ ポップ/ ダンス・ミュージック・シーンをおさらいできる、総力特集です!! 一日目のロック編、二日目のポップ編に続き、今日は、クラブ編を発表いたします!!
発言者: T=トモヒラタ、F=谷上史憲、U=漆畑恵美子、H=鳥村博子

★30位 The STEALTH / Symphony For The Uprising
(JPN) Carrier/STARBOZE/Carrier-012N「新進気鋭の若きジャパニーズ・エレクトロ・クリエイターが送り出したセカンド・アルバム。ティーンだったミレニアム前後の時期に、THE CHEMICAL BROTHERS、PRIMAL SCREAM、UNDERWORLDを聴いて衝撃を受け、MOGWAIやSIGUR ROSなんかも好きだった...といったThe STEALTHの話を聞くと、どんなサウンドが詰まっているかピンとくるかと思います」
T「いわゆるロッキン・エレクトロとは異なる、ロック本来のエモーションを探求した意欲作」
★29位 DAISHI DANCE / Spectacle.
(JPN) urban sound project./xnae-10022BU「DAISHIさんは、もはや日本のハウス・シーンを代表するヒット・メイカーですね。このアルバムでは、姫神や吉田兄弟といった、異なるフィールドからもゲストを迎え、ニューエイジ・ミュージックさながらの、ニュータイプ・ハウスを展開しています。新感覚」
T「日本におけるハウスの進化は、その方向性といい、度合いといい、かなり特別な段階にあると思う。DAISHI DANCEのハウスは、そのリーダー格。世界と連動してはいないけれど、それはそれでおもしろい」
★28位 TIMMY REGISFORD / Sun Over Water
(JPN) Apt. International / APTI-4011U「NYハウス・シーンの重鎮による、自身3作目のオリジナル・アルバム。やはり、最終的にはアフリカン・サウンドへ原点回帰するということでしょうか。ボッサ、ブラジリアンなど、ラテン・フレイバーも満載です」
T「ハウスは祭りのリズムをエレクトロニックにアップデートしたものであり、その原点自体もアフリカにあると考える人もいますからね。そういう意味では、ティミーは、本能に忠実なアルバムをつくったということではないでしょうか」
★27位 HARMONIC 313 / When Machines Exeed Human Intelligence
(JPN) BEAT / BRC 221H「1990年代初頭から活動するベテラン・テクノ・クリエイター、マーク・プリチャードによるプロジェクト。本作では、ヒップホップ、テクノ、ダブステップなど多彩な要素をミックスした、新感覚のエレクトロニック・ミュージックを表現しています」
T「ベテラン、まだまだ健在ですね」
N「マーク・プリチャードは、UKテクノやWARP RECORDSの原点を思い出させてくれる、貴重なアーティストです」
★26位 FILTHY DUKES / Nonsense In The Dark
(JPN) HOSTESS / VVR985155JU「早耳パーティー、<Kill Em All>のオーガナイザーでもある、ロンドンのエレクトロ・ユニット。これがデビュー・アルバム。アナログ・シンセを用い、最新のエレクトロと、レトロ・フューチャリスティックな音像を表現しています」
T「この人たちとか、PASSION PITとかHOT CHIPとかは、わざとナードな感じのイメージで、最先端の音楽をやるのがカッコイイって感覚を持っているんだと思う。前髪ハラリ、Dior Hommeでキメてますっていうやつの対極」
★25位 DJ TASAKA / SOUL CLAP
(JPN) Ki/oon / KSCL 1418H「国内のテクノ・シーンを支える、実力派DJの約4年ぶりとなるアルバム。ここ数年のTASAKAさんのモードを映し出した、ディープでヒプノティックなミニマル・テクノを展開しています。これまでのアッパーなディスコ・サウンドのイメージを持って聴くと、かなり驚かされると思います」
T「経験は音を変えるんだねぇ~。とても興味深い。TASAKA君は、とても礼儀正しい、DJカルチャーの伝統も理解している人間だと思います」
★24位 BOB SINCLAR / BORN IN 69
(JPN) avex / AVCD-23894U「フランスのセクシー・ハウサー、なんと2009年で40歳だそうで! それを記念し制作されたアルバムです。ラガ、ランバダをはじめ、多国籍な雰囲気ただようファンキー・ハウス集。THE SUGARHILL GANGが参加していて、ビビりました(笑)」
H「いや~、色んな意味で強烈でした!でも、そこがイイと思います!」
T「この人、どうしてもクリス・ペプラーさんとイメージがダブっちゃうんだよな(悩)」
★23位 LITTLE DRAGON / Machine Dreams
(JPN) VILLAGE AGAIN / VIA-0086H「北欧クラブ・ジャズ・シーンで頭角を表した、ユキミ・ナガノ率いるバンドのセカンド・アルバム。エレクトロニカやアシッド・フォークに通じる、ドリーミーかつビートの際立ったサウンドに乗せ、より個性の際立ったハスキー・ボイスを聴かせてくれました」
T「クラブ・ジャズとかクロスオーバーっていう範囲を超越した、エレクトリックな作品に仕上がってましたね。2009年一番のダークホースだったのではないでしょうか」
★22位 PREFUSE 73 / Everything She Touched Turned Ampexian
(JPN) BEAT / BRC-222N「本作の他に、SAVATH & SAVALASの新作『La Llama』、ザック・ヒルとのプロジェクト、DIAMOND WATCH WRISTSの『Ice Capped At Both Ends』、さらにPREFUSE 73でもう一枚『Meditation Upon Meditations (The Japanese Diaries)』と、4作連続リリースしましたね。すごい! で、この作品は、テープ録音にこだわった、独特のムードが宿った作品でした」
T「スコット・ヘレンはヒップホップ・ルーツのビーツ・メイカーである、ということを再認識できるアルバムでもあったかと思います」
★21位 Fedde le Grand / Output
(JPN) avex / AVCD-23914U「ヨーロッパのハウス・シーンを代表するヒット・メイカーが、意外にも初(!)のアルバムを発表。エレクトロ・ハウスという、彼の真骨頂のみならず、R&Bやヒップホップ、レゲエを取り入れた、パーティー・チューンが満載です」
T「アルバムでは、Will.i.amをフィーチャーしたり、かなりいろんなことをやっててビックリした。本国オランダの首領、TIESTOにも評価されてるそうで、実力派でもあります」
















