第9回 ボーカロイド枕元に立つ 編
RAVEMAN(以下、R)「ない! 届いてない!」
妖精さん(以下、妖)「なにが?」
R「僕のクリスマス・プレゼントだよ! あれほどサンタさんにお願いしたのに! 5角形の鉛筆で、数字の5を書いてお願いしたのに!」
妖「それ、受験生の合格祈願じゃん。大体、サンタさんがプレゼントくれる年齢なんて、とっくに過ぎてるでしょうに...」
R「自分の力だけでは、手に入れられないものだってある」
妖「クリスマス限定の抽選グッズとか?」
R「いいえ。異性からのラブレターです。布団から外に出ないで、なおかつモテモテになりたいんだ」
妖「なんじゃそら。相変わらず堕落してるなぁ。まぁ、そんな君にピッタリな女性を紹介してもいいけどさ...」
R「え! 深キョ...」
妖「ちがうちがう! クリプトン社製のバーチャル歌手、VOCALOIDだよ!」
R「バババ、バーチャル! 音声合成技術で、コンピューターがユーザーの思いのままに歌ってくれる、あのVOCALOIDですか!」
妖「そう。今やVOCALOIDを抜きにして、日本の音楽カルチャーは語れないといっていい程の、音楽ツールを超えた音楽ツール。DTMっ子達のアイドルだよね」
R「DTのミュージック・シーンってことか(違う)。桂正和の漫画みたいに、モヤモヤ男子の妄想が現実になったかのようだ。これで、自分宛てのラブ・ソングを歌ってもらえるぞ」
妖「好きになさい。単純に、音源ソフトとして秀逸なものだよ。音符と歌詞を合わせて入力して、さらに声の強弱、抑揚、質など、発音法も細かくエディットできる」

(VOCALOIDのエディット画面。ピアノロールに打ちこんでいきます。)
R「意図しない所でビブラートがかかるなぁ。女性の扱いは難しい...」
妖「ビブラートも、タイミングや深さを自由に調整できる」
R「いい具合に、こぶしがまわった! 演歌もいけるね。これで、HISの坂本冬美ばりに、「スキー・スキー」を歌ってもらおう! あるいは、辺見マリの「経験」といった、直球の大人ソングを...。ところで、このVOCALOIDキャラクターの名前は?」
妖「鏡音リンちゃんだよ。プロフィール見る?」
R「は! 14歳!? 完全に未成年じゃねえか!」
妖「お縄、頂戴!」
つづく
※VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です
■VOCALOID 2

キャラクター・ボーカル・シリーズ02
鏡音リン・レン
発売元: クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
http://www.crypton.co.jp/



