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PROFILE| AUTECHREプロフィール

AUTECHRE(オウテカ)

オウテカは英マンチェスター出身のロブ・ブラウンとショーン・ブースによる、プロデュース・ユニット。十代の頃、ヒップホップやエレクトロに影響を受けた二人は、1987年にユニットを結成した。
 80年代後半から90年代初頭にかけ、踊ることに主眼を置いたダンス・ミュージックやレイヴ・カルチャーが隆盛を極める中、オウテカは人工的で無機質なグリッチ音を用いた、複雑かつ大胆なリズム構成のブレイクビーツ/エレクトロニカを展開。アナログ&デジタル機材やコンピューター・ソフトウェアを駆使した、知性と革新性を感じさせるプロダクションによって、IDM(インテリジェント・ダンス・ミュージック)を代表するアーティストして認識されていった。オウテカ名義としてはこれまでに、イギリスではWARPより、アメリカではWAX TRAX! よりライセンス・リリースされている。また変名のレゴ・フィートとしてSKAMからも作品を発表している。
 そんな彼らが所属するWARPは、IDMの先駆レーベルとして認識されている。オウテカの楽曲は、同レーベルより1992年にリリースされたコンピレーション・シリーズの第1弾、『Artificial Intelligence』にザ・ダイスマン(エイフェックス・ツインの別名義)、アレックス・パターソンらとともに収録されている。翌1993年には同シリーズの第7弾として、11曲入りのアルバム『Incunabula』を、1994年にはアルバム、『Amber』を立て続けに発表。その後『LP5』('98)や『ep7』('99)で音のフラグメントがランダムに打ち鳴らされる実験的なサウンドを展開し、オウテカはエレクトロニカ・シーンを代表するアーティストとして、世界的な評価を獲得していった。
 また2002年には、DVDとCDをセットにした『Gantz Graf』を発表。クリス・カニンガムらが手がけた映像作品では、オウテカのサウンドにリンクする、CG処理されたメカニックな映像を楽しむことができる。さらに『Confield』('01)や『Draft 7.30』('03)という二枚のフル・アルバムを経て、2005年には『Untilted』をリリース。そのリリース・ツアーと<electraglide 2005>への出演で、一年間に二度の来日を果たした。そして前作より3年ぶりとなる通算9枚目のアルバム、『Quaristice』のリリースが2008年初頭に予定されている。既存のメソッドにとらわれず、常にオリジナリティーを提示し続けてきた彼らだけに、今後の活躍にも期待がかかる。
(Hiroko Torimura)