CARL COX インタビュー/LOUD120号
昨年12月、約5年ぶりに来日を果たしたUKの大御所DJカール・コックス。東京はYELLOW、ageHaと2ケ所でプレイ、相変わらずの大人気で、両日とも1000人を超えるお客さんを動員した。
特にYELLOWでは6時間以上におよぶロングセットを披露。テクノからハウスまで縦横無尽にプレイし、DJとしての彼の素晴らしさ、才能の豊かさを再確認させてくれたのは記憶に新しいところ。そんなカールだが、実は今年の夏に体調を崩し、約1ケ月間DJをお休みしなければならなかったのだという。
「すっかり健康志向になったよ。こうやってまたDJブースに戻ってこれたことがうれしくてしょうがない。イピサのSpaceでのパーティーもこれまでで最も良かったし、新しい人たちにもたくさん出会えた」
今ではすっかり体調も回復し、復帰後は月平均7~10本に怒涛のハード・スケジュールをこなしている。
リリースでは、アンダーワールド、オービタル、ニュー・オーダーなどが担当した人気コンビレション・シリーズ『Back To Mine』に初登場した。これはこの夏、イピサ島のカフェ・マンボでカールが実際にDJした時にライヴ録音されたもの。カールが影響を受けた曲、個人的なお気に入りの曲、さらにはカール自身のプロデュースによる『Mission(Give Me Your Love)』も収録されている。この曲は来年春頃発売予定のオリジナル・アルバム『The Second Sign』からの先行シングルで、すでに23RD CENTURYレーベルからリリースされている。また、カール・コックス主催のイヴェントに数々のアーティスト&DJが出演した時の映像を収録したDVDも近々リリースされる予定とのこと。それから、カールのライブMIXやジェフ・ミルズ、トム・ステファン、ローラン・ガルニエ、クリスチャン・ヴァレラなど豪華で多彩なゲストDJがMIXを提供してくれるラジオ・ショウ「CARL COX GLOBAL」も日本での放送スタートからすでに1年が過ぎ、変わらず快調だ。そしてもうひとつ嬉しいニュースが。ナント今年もカールが日本にやってくる!昨年同様、今回もFutique Managementが主宰するパーティー<F>シリーズ登場にするのだ。特にYELLOWで行われるくFO8>では昨年同様ロング・セットを披露してくれることになり、テクノだけでなくハウスを含め幅広いカール・コックスの音世界を体験できるだろう。
「みんな僕のことをテクノしかプレイしないアーティストだと思っているけど、テクノが好きだからといって他のスタイルができないというわけではないんだよ」
とカール自身が言うように、テクノ・ファンはもちろん、グローバルなクラブ・シーン全体において絶大な影書力をもっている彼のDJプレイは実に幅広く奥が深い。
そのスキルとキャリアに裏打ちされた、こちらが予想もしないようなアッと驚くプレイを今回も披露してくれることだろう。


