YOJI BIOMEHANIKA インタビュー/LOUD117号
YOJI BIOMEHANIKA
生録版“未来系”ハードダンス第2弾。
「ロック・スターの世界ツアーさながらの様相があるな」
ヨージ・ビオメハニカ、言わずと知れた“ハードダンス・ゴッド”。現時点で富家哲と並び最も世界で知られている日本人DJだ。そんなヨージがMIX CD『The Future Of Hard Dance 002』を発表した。前作から2年半というインターバルの間に、彼はどう変化したのだろう?
「変化した事は......そうだねえ、いわゆるインターナショナルDJってやつになっていた(笑)。ロック・スターの世界ツアーさながらの様相があるな。旅先のホテルではサインをしこたま書いて、開場入りしてプレイして、終わったらダッシュで睡眠とって、空港へ行って......。タフだなあと思う、マジで。それとほんの少し英語の表現に幅が出たかな?(笑)」
今回は初めてのライヴ・レコーディングということで、ヨージが持つ圧倒的なパワーが臨場感そのままに収録されているが、やはりスタジオ録音とは勝手が違うのだろうか?
「ライヴ録音の場合、まずそこにいるお客さんを楽しませなければいけない。録音のためだけにプレイに没頭できるわけではない。そこがスタジオ録音と大きく違うとこだな」
とはいえ、ヨージのプレイは“クリエイター”としての魅力を前面に押し出しているから、ライヴでもスタジオでも揺るぎない存在感だ。
「俺は俺。自分の作品を中心にプレイしているし、おバカなセレクターとはわけが違うからね。ただ流行の音をかけるだけのDJをどこの誰がわざわざ遠い国に呼ぶ? よくヨーロッパのDJが、“今度日本に行くんだけど、どういうのをプレイすれば喜ばれる?”ってたずねやがるんだけど、“おまえはおまえのスタイルでやれば、それでいいんじゃないの?”って答えるんだ。じゃなきゃ、そいつの存在に意味がなくなるからね」
そのヨージ・スタイルに新たな戦力が加わった。トランス・ファンにはおなじみREMO-CONだ。新曲「G-Sigh」は、どういった経緯でこのCDに収録されたのだろう。
「彼がデモを数曲送ってくれてね。その作品の全てがすごい高いクオリティーで、びっくりしたよ。こんな才能ある奴がいたんだってね。すぐに契約だ!って」
この秋もヨージはノン・ストップで走り続ける。今後の予定を聞いてみた。
「今、イアン・ノウルズというアーティストのリミックスをしていて、それが終わったらリモコンさんのリミックス。それと、ID&Tから出る2ndアルバムは2枚組で、1枚は日本盤と同じで、もう1枚がボーナス盤として色々な人がリミックスやるんだって。あと、「モノクローマ」と「ザ・ディグニティ」のカップリングをHELLの12番でリリースします」
Interview & text 植木敏夫


