この記事では、子どもの習い事でおすすめの楽器について紹介します。私は保育園の入園と同時期にピアノを習い始めましたが、もっと早く赤ちゃんの頃から楽器を習い始める方もいます。
気分の波が激しい子どもにとって、楽器を習い事として続け、上達するコツは練習場所と練習時間にあります!無理をせず子どもが楽しく楽器を習い続けるコツを紹介します。
子どもの習い事、決めるときのこんなお悩みを解決します!
- 子どもに何か習い事をさせたいけど、楽器はどうだろう・・・?
- 楽器を習わせたいけど、何が良いかな?どういった費用がかかるのかな?
- 子どもが楽器を習いたいって言うけど、何か将来に役立つの?
子どもが楽器を習う理由とは
楽器を習うことで、子どもたちは音楽を通して表現力やコミュニケーション能力を高めていきます。楽譜を読み解くことによって論理的思考力も鍛えられるでしょう。
音楽教育は子どもの成長に欠かせないものであり、創造力やプレゼンテーション能力の開拓にも寄与します。では具体的に、子どもが楽器を習うべき理由は何か見てきましょう!
音楽の世界への視野を広げる
子どもが楽器を習うことで、新しい世界の扉を開くことができます。楽器を演奏することにより、音楽への理解が深まると同時に、多様な音楽ジャンルや文化へ興味が湧き、視野が広がっていきます。
例えばクラシック音楽だけでなく、ジャズやポップス、伝統音楽などに触れられるのです。
音楽はTVで見ているようなポップスやクラシックだけでなく、伝統的なものまで幅広いし・・・これからのグローバル化社会において、多文化への理解にも役立ちます。
また、楽器は音楽的知識だけでなく、豊富な人間性やコミュニティへの参加能力を培う手段ともなります。それぞれの楽器が異なる特性・表現力を持つことから、子どもたちは自己の感情を音楽に込めることで、新たなセルフイメージ形成につながります。
セルフイメージとは…自分が持っている自分に対するイメージのことで、人格形成の基本となるもの。「自分は~ができる」という自己認識を持っていると、無意識下で自分の能力を高めることもできます。
脳を活性化させる効果
楽器演奏は複雑な思考能力と身体的コーディネーションを要求します。両手を使ってリズムを刻むことや、楽譜を読みながら演奏することは、脳の右脳と左脳を同時に活性化します。
楽器を習うことにより、忍耐力や集中力を高め、記憶力を向上させることが可能です。このような能力は学業や他の活動にも役立ちます◎
さらに、音楽療法が認知症患者の脳機能の改善に役立つといった研究結果もあります。これらを考えると、楽器演奏は子ども達の脳の成長と発達を促す有効なツールといえるのではないでしょうか。
ストレス解消・自己表現の手段
現代社会は情報化社会であり、子どもたちもまた学校や習い事などでストレスを抱えることがあります。そんな中、楽器演奏はストレスを音楽に変換し、解消する手段となります。
リズムに合わせて楽器を演奏することで、仕事や学校生活によるストレスから解放され、リフレッシュできるのです。
また、自己表現の手段として音楽は非常に力強いツールです。自分の思いや感情を音楽を通じて表現することで、自己確認や自己肯定感の獲得につながります。
それぞれの子どもが持つ独自の感性や視点を音楽に活かすことで、自分だけの表現方法を見つけ、人間としての成長を促すことができます。
初心者向けの楽器選びのポイント
音楽は心を豊かにし、心地よい時間を過ごすことができます。特に楽器を演奏することは、表現力を育み創造力を高めるような効果があります。
しかし、楽器は多種多様で、初心者にとってはどれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで、初心者向けの楽器選びのポイントについて、3つの観点から解説していきます!
子どもの興味・好みを尊重する
まず初めに、楽器選びの最も重要なポイントは、子どもの興味・好みを尊重することです。音楽を愛する心を育てるには、自分の好きな楽器を選べることが重要です。例えば、ピアノが好きならピアノ、ギターが好きならギターを始めましょう。
一見、難しそうな楽器でも「好き」という気持ちがあれば、困難を乗り越える力にもなります!
また、楽器選びでは、子どもが好きな音楽やアーティストに影響されることもあります。子どもが好きな音楽を自分自身で奏で喜びを感じることこそ、楽器を継続する一番のコツと言えます。
体力や筋力に見合った楽器を選ぶ
次に、子どもの体力や筋力に見合った楽器選びも大切です。大人と同じ楽器を選ばなくても、子どもには子どもなりの楽しむ方法があります。小さな子どもにとって、大きな楽器は取り扱いが難しく、逆に力が強すぎると優れた音色が得られません。
演奏する楽しさを感じ取るためには、自分の体力や筋力に見合った選択が必要だと言えるでしょう。木琴やリコーダーなど、容易に取り扱える楽器から始めるのがおすすめです。
私はピアノの他に、保育園ではマーチングバンドでドラムをしていました。叩いて音が出る楽器は楽しいしリズム感が養われるから子どもにおすすめです◎
練習場所を考慮した選択
最後に、練習場所を考慮した楽器選びも大切です。
例えば、大きな音が出る楽器は、自宅での練習が難しくなることもあります。近隣の騒音トラブルになることを避けるためには、ヘッドフォンで音を抑えられる電子楽器や静かに練習ができる楽器がおすすめです。
確かに!普通のお宅には防音設備なんてないだろうから、住宅地だったら練習時間も気を付けないといけないよね。そういった意味では、電子楽器は選択肢の一つとして考えてみても良さそうです◎
また、持ち運び容易な楽器であれば、外出先や教室での練習にも適しています。楽器と共に過ごす時間を楽しむためにも、自分の生活環境に合った選択が重要でしょう。
子どもにおすすめの楽器とその特徴
音楽は言葉を超えた美しい表現方法であり、子どもたちにとって大切な感性を育てるツールです。さらに、楽器を演奏することにより、感性だけでなくコミュニケーション能力や忍耐力も身につけることができます。
それでは早速、子どもにおすすめの楽器とその特徴について見ていきましょう。
ピアノ
ピアノは子どもが始める楽器の定番です。 ピアノを弾くことで、五感をフルに使って音楽に触れることができます。また、両手を使って異なる動きを同時にこなす必要があるため、脳の発達にも寄与します。
私もピアノを習っていたけど、ピアノは音楽の基礎となるメロディーやリズム、ハーモニーを全て一つで表現可能な楽器です。楽器の習い事といったらピアノを思い浮かべる人が多いのも納得ですね!
東京都心部なら「Beeミュージックスクール」、一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)にお住まいなら「椿音楽教室」などが有名です。また、ピアノの場合は自宅で教室を開いている方も多いため、近隣の人にきいてみると良いでしょう。
ヴァイオリン
ヴァイオリンも子どもに人気の楽器の一つです。 ヴァイオリンを始めると、音感やリズム感を自然と身につけることができます。ヴァイオリンは複数の弦を同時に演奏することも可能なため、コードの概念に触れるチャンスがあります。
ヴァイオリン演奏はスタンディングで行うため、姿勢と体幹の強化に役立ちます。優雅な音色や表情豊かな演奏は、聴く人を惹きつけ、演奏者である子ども自身も豊かな感性を養うでしょう。
一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)にお住まいなら「椿音楽教室」、また近くにない場合はオンラインレッスンも視野に入れましょう。
オンラインで楽器を学ぶ場合は、自宅での練習用に教材も別途購入するのをおすすめします。
ドラム
一見難しく思えるドラムですが、かえってそれが子どもたちの好奇心を刺激し、楽器に興味を持たせるきっかけになります。 ドラムは体全体を使って演奏することから、心臓機能の向上や体力の向上に貢献します。
リズムを刻むドラムは、音楽の骨格を支える役割を果たします。自然とリズム感が養われ、他の楽器演奏やダンス等にも生かされます!子どもの可能性を引き出すきっかけにもなりますよ♪
参考 リズム感を鍛える方法
ギター
ギターを選ぶ子どもは、自分の好きなアーティストだったり、身近にギタリストがいることが多いです。ギターでコードやメロディーを覚えることで、音楽の理論や構造を学ぶことができ、好きなアーティストの曲を弾けるようになることで自信や達成感を得ることができます。
参考 ギターコードについて
ギターは持ち運びが容易なので、友達や家族と一緒に楽しむこともできます。ギターには様々な種類があるので、子どもの好みや興味に合わせて選びましょう。
東京都にお住まいなら「MUZYX」(※10歳以上)、「Beeミュージックスクール」、一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)にお住まいなら「椿音楽教室」、また近くにない場合はオンラインレッスンも視野に入れましょう。
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ギターは初心者向け教材も多いのが良いところ◎親も一緒に、子どもと自宅練習をしてみるのもおすすめです。
フルート
フルートは、小さな体でも軽く持ち上げられ、気軽に始められる楽器です。 息を吹き込むことで音が出るため、呼吸法の学び、肺活量の向上が見込めます。
フルートはメロディーを奏でるため、自然とメロディーへの理解と音楽的感性が育ちます。個々の表現力を育てることができ、自身の感じたままを音にする繊細さを養うことができます。
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ウクレレ
ウクレレは小さくて軽く、持ち運びしやすい楽器です。ウクレレは4本の弦を持ち、ギターよりも簡単に弾くことができます。ウクレレを弾くことで、子どもは音楽の楽しさやリズム感を身につけることができます。
ヴァイオリンやギターより身軽なウクレレも人気の楽器です。音も比較的容易に出せるので、小さな子どもも楽します!
また、ウクレレは明るくて爽やかな音色で、聴く人の心を和ませます。ウクレレは様々なジャンルの曲に合わせることができるので、子どもの音楽の幅を広げることができるでしょう。
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ウクレレの場合は、楽器がセットになった教材も充実しています。お値段も手ごろで始めやすいので、習い事に通うのは敷居が高い・・・という方も、他の楽器に比べ気軽に始めることができます^^
ベース
ベースは低音の楽器で、音楽の土台となる役割を果たします。ベースを弾くことで、子どもは音楽の構造やハーモニーを理解することができます。
ギターやドラム同様、バンドには欠かせないベース!これを子どもがやりたい!という場合は、憧れのベーシストがいるはず。好きなものの伸びしろは計り知れないので、子どもの挑戦を後押ししてあげましょう!
また、ベースはドラムと一緒にリズムを刻むことで、音楽のグルーヴを生み出します。ベースは音楽の動きや表情を豊かにすることができるので、子どもの感性や創造力を養うことができるでしょう。
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楽器を学ぶ際の心構えと工夫
楽器を学ぶ際には、ただ楽譜の音符を頭に詰め込むだけでは足りません。それぞれの音が持つ繊細な響きや表現力を味わい、自身の感情と繋げることが大切です。
音楽は一人だけで楽しむものではなく、聴く人も含めた共有体験です。子どものコミュニケーション能力向上にも役立ちます♪
教えてくれる人(先生)など、目上の人への接し方も音楽を通じて実践で学ぶことができます。何より、共通の趣味を持つ友達ができるのは、子どもの人生をより豊かにしてくれるはず!
他者の演奏を理解し学ぶことも重要となります。これら全てを楽器学習に反映するには、適切な心構えと工夫が求められます。
練習場所の整備
適切な練習場所は、子どもの楽器演奏の上達には欠かせない要素です。初めて楽器を触る際は、楽器が正しく扱えているか、音が正しく出せているかなどの基本的なポイントを押さえることが求められます。
音を出す空間や練習時間、使用する楽器の状態などに気をつける必要があります。例えば、夜遅い時間に大声で歌ったり楽器を弾くのは住宅街だった場合は周囲に迷惑をかけます。
それを回避するためには、音が漏れない部屋や専用のスタジオで練習しないといけません。また、楽器の調子が悪いと音が歪み、正しい音色を得られなくなります。楽器の日々の手入れや定期的なメンテナンスは必須です。
達成感を自覚させる習熟度の目標設定
適切な目標設定は学習のモチベーションを高め、自身の成長を実感するためにも重要な要素です。目標は大きなものから小さなものまで様々ですが、無理なく達成できる小さな目標から始めましょう。
- 少し頑張れば達成できそうな目標を設定する
例えば、1曲弾けるようになる、特定のフレーズを練習するなどはその第一歩です。 - 一つ一つのステップをクリアするたびに自己評価をし、その達成感を自覚する
- これにより、楽器を学ぶ喜びや楽しさを実感し、さらなる学習への意欲を引き立てま
不安やストレスを上手に発散する方法
楽器を学ぶ過程には、必ずしもスムーズに進むとは限りません。場合によっては、想像以上に難しく感じたり、進歩が見られない時期が続いたりすることもあります。
そのような状況下では、ストレスや不安が募ることもあります。しかし、それらのマイナス感情を上手に発散することで、新たな視点や創造力を引き出すことも可能です。
例えば、普段は弾かないジャンルにチャレンジしたり、楽器を置いて何もしない時間を設けたりすることで、感じていたストレスが解消され、新たな視点を得たりします。
常に自分と向き合い、自身を理解し続けることで、楽器の習熟度も上がっていくでしょう。大人でも難しい自分をコントロールする術を、音楽を通じて楽しく学ぶことができます!
子どもが上達するための練習方法
子どもが上達するための練習方法について、ポイントを押さえて解説します。
- 一日一回でも続けること
- 好きな音楽を聞いて音感を養うこと
- 楽譜を読んで音を理解する力をつけること
これらの練習方法を組み合わせることで、子どもは音楽の楽しさを掴みつつ、自分の才能を伸ばしていくことができます。
子どもの自主性を大切に、親はそのサポートをするという意識でいてください。無理矢理やらせようとするのは絶対NG!押し付けられるのは自分も嫌ですよね?
子どもの習い事を継続する、上達するコツは「楽しむこと」!特に音楽は学校の勉強ではありません。まずは、子ども自身の意見を大切にしましょう!
短時間でも毎日続ける重要性
何事も「継続は力」、その言葉通り、子どもの練習方法においても短時間でも毎日続けることの重要性を無視することはできません。
例え1日15分でも、継続することが大切。だけど、子どもが好きなことをしているときは時間も忘れて取り組んでいるはず。
もしも時間を気にしたりするようであれば、練習=義務になっているのかも?子どもが練習を楽しめるよう工夫する、気分転換に別のことをするのも大切です。
学習の進歩は一日にしてならず、毎日コツコツと身につけることが大切です。そして、短い時間でも毎日確実に練習を積み重ねることで、自信もつき潜在能力も引き出されるのです。
音感を養うためのリスニング
音感を養うための効果的な方法の一つがリスニングです。子どもが音楽に興味を持ち始めたら、まずは自分の好きな音楽を親子で楽しむことが大切です。
好きな音楽を聴きながら感じるリズムやメロディーは、子どもの音感を自然と育ててくれます。また歌手の歌唱法や楽器の演奏法を耳で捉え、模倣することも大切な学習方法となります。
楽譜から音を読む力をつける
楽器を演奏するにあたって、楽譜から音を読み取る力は欠かせません。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ学んでいくことで自然と覚えていきます。
- 五線譜の基本を理解し、それぞれの線と空間がどの音に対応しているかを覚える
- 楽譜で表現されるリズムの読み方(記号)を学ぶ
- どの音階で、どの長さで音を出すか、それを楽譜を見ながら聞くことで理解する
この順序を踏めば、曲が心の中でイメージでき、より楽しく演奏することができるようになります!
習い事につながる資格の取得とそのメリット
習い事で得た技術や経験を証明するためには、それを公に認められる資格の取得も効果的です。
楽器に資格なんであるんだ?と初耳という方もいるかもしれませんが、例えばヤマハ音楽教室なんかでの「ヤマハ音楽能力検定(ヤマハグレード)」なんかもその一つ。履歴書にも書ける立派な民間資格です。
習っている楽器の資格を持てば、自身のスキルを評価してもらうことができ、その結果として、自信を持つことができるようになります。
資格を持つことで、専門性を確立でき、さまざまな場所でパフォーマンスができるようになるでしょう。
各楽器の資格とその概要
楽器の資格は、その楽器のスキルと理論的知識を証明するものです。例えば、ピアノの資格では、演奏技術だけでなく、楽曲の構造や歴史的背景についての理解も求められます。
また、ヴァイオリンやギターなどの弦楽器の資格でも同様で、広範囲な技術と知識が評価されます。楽器の資格は、アマチュアミュージシャンだけでなく、プロのミュージシャンでもそのスキルを証明するために役立ちます。
資格によっては、教職に就くための必須要件となる場合もあります。楽器のマスターになるために、こうした資格を取得することを検討してみてはいかがでしょうか。
資格取得のメリット
資格を取得すると、自身のスキルが客観的に評価されることにつながります。それが自信につながり、より高いレベルでの演奏を目指す勇気を与えてくれます。
これは子どもの習い事からしたら、少し先の話にはなるけど・・・資格を取得したことで、楽器の教室を開いたり、楽団の一員として活動したりするなど、様々な機会が広がります。
資格取得を目指すことで、継続的に楽器を練習する動機にもなり、楽器と向き合う時間が増える可能性があります。
資格取得への勉強方法
資格を取得するためには、まず何が評価されるのか、そしてどのような内容を学ぶべきかを理解することが重要です。その上で、まずは基礎技術を身につけ、次に理論的な知識を学んでいきます。
いずれも独学で学ぶことも可能ですが、効率的に学ぶためには、資格取得をサポートする教材を活用したり、専門家の指導を受けたりすることをおすすめします。
資格取得以外にも、音楽コンクールや演奏発表会などの参加で“演奏が評価され自信を持つ”ことができるようになります!
繰り返しになりますが、最も重要なのは「継続すること」です。まずは、小さな目標を設定し、それを達成することでモチベーションを保つことが大切です。
子どもが楽器を習うための費用とその対処法
子どもが楽器を習う際の費用については、大きな悩みの一つです。他の習い事と比べ、特有の費用が発生するため親御さんの負担が増えがちです。
習い事の月謝だけでなく、楽器本体やメンテナンス代もかかります。活動を続ければ、コンクールや発表会で旅費が必要になることも・・・
練習にスタジオを借りれば、その費用もかかります。あらかじめ“その楽器を続けるうえでどのくらいの費用がかかるのか”を知っておくことは大切です。
楽器習い事の平均的な費用
一般的な楽器の習い事の平均的な費用は、レッスン費用と、楽器購入やレンタルの費用でコロコロ変わります。まず、ある楽器のレッスン費用は、楽器やレベル、担当する講師によって異なります。
例えば、ピアノやヴァイオリンの先生による個人レッスンだと月額1万円から数十万円まで、バラエティに富んでいます。
楽器のレンタル費用や購入費用も必要になりますが、これらの費用も楽器の種類、新品か中古か、ブランドなどによって大きく変動します。
習い事は月謝の中にレッスン費用とは別に、施設使用料や機材やテキスト代なんかも含まれます。大人数でのクラス形式であれば、費用は少し抑えられますが、子どものペースで学べるマンツーマンレッスンがおすすめです◎
楽器のレンタル・購入とその費用
初めての楽器選びは、正直迷います。描いた目指す音楽像により、費用的にもレンタルか購入かが変わるからです。
- 初期費用を抑えられ、毎月の費用も固定されるため、初めての楽器導入にはおすすめ
- 子どもの成長に合わせて楽器を変えることも可能
- 購入は高額になる場合がありますが、購入すればその楽器は自分のものとなる
- 中古楽器を購入すれば費用を抑えることもできる
どちらもメリット、デメリットがありますので、子どもの楽器への興味、成長、家計の負担等を考慮しながら決めていきましょう。
子供の成長に合わせて買い替えないといけない場合は、スタートはレンタルがいいかも?小さな子だったら飽きてしまったり、他の楽器が良い!となるかもしれないし・・・
購入してしまったら自分のものになるので、それで愛着がわいて音楽を続けることができる場合もあるね。その子の性格に合わせて考えるのが良さそうです^^
費用を抑えるための補助金・助成金の活用
楽器の習い事費用は決して安くはないですが、自治体や教育委員会などから提供されている補助金・助成金を活用することで負担を軽減することが可能です。
例えば、音楽教育支援制度などの制度が存在します。これらを利用するには、自己申告や申請などが必要なので、常日頃から情報のアンテナをはっておき要件を確認しましょう。
ただ単に“習い事で楽器を購入する費用を補助する”制度はないかもしれませんが、音楽活動を続ける過程でステップアップに利用できる制度は種類が豊富です。
これらの情報は、音楽教室、各自治体のHP、また公民館などで確認ができます。利用できそうな制度があるかどうかは、こちらが行動しないと知ることができません。情報は自分から積極的に取得するように心がけましょう。
楽器の習い事で見える子どもの成長
最後に、子どもが楽器を習いたいというけど…勉強ではないし、何か将来の役に立つの?という方に向けて、楽器を習うことで得られる子どもの成長についてお伝えします。
楽器を学ぶということは、ただ音を出すだけの単純な行動ではありません。頭で考えてから手が動くという、脳と身体の連携が重要です。
音楽を通して、人とのコミュニケーション、継続する力、やればできるという自信など、様々なことを学び子どもたちは大きく成長していくのです。
言葉だけでなく、音を使って思いを表現する力は、大人になってからの社会生活にも大いに役立つはずです。
挫折を乗り越える力の育成
楽器は、まず最初に触った時にすぐに思い通りの音が出せるものではありません。誰もが、初めて触るときは音を出すことすら難しいでしょう。
しかし、その難しさを乗り越えて楽器と共に成長していく経験は、子どもたちの「挫折を乗り越える力」を育てるには非常に有効です。
毎瞬、毎日、毎週、時には季節を跨ぐ長い時間をかけて、ひとつひとつの音を紡ぎ出せるようになる達成感は計り知れません。この経験は、将来、困難に直面したときの力となります!
努力や根気強さの習得
楽器を習うことは、ただ楽しむだけではなく、一定のレベルに達するためには一日あたりの練習時間や、その練習の質がとても重要となります。
「楽器を習う」という一つの目標に向かって、日々の練習を重ねることで子どもたちは努力の大切さ、根気強さを自然と学んでいくものです。
この経験は、他の分野への応用も可能で、これからの生涯学習の土台となります!
自己確認と自己肯定感の向上
楽器を通じて子どもたちは自分自身を見つめ直す機会を得ます。自分の弱点を認め、それを克服することで自己確認の真価を見つめ、自己肯定感を高めていくのです。
練習を通して自分ができること、できないことを理解し、苦手な部分を克服するために何をすべきかを自分で見つけ出す力を養います。
自分の力でうまくいったときの喜びは、自信につながります。それが、子どもたちの自己肯定感を高め、学校や普段の生活でも活きてくるのは間違いありません^^